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死者観念

去年車 買取の話をしていると電話がなり伯母が死んだ。
父の姉で、私が小さい頃は近くに住んでいて、
親しかったけれど、もう長いこと会っていなかった。
伯父が亡くなってから、ケアつき老人マンションでひとり暮らしだった。
サバサバした人で、言いたいことはズケズケ言うし、その点は気持ちよかった。
マンションに入ってから、正月には長電話を寄こして、
もっぱらひとり暮らしの楽しさを自慢していた。
84歳だから、寿命というものだろう。

 亡くなった伯父の二代前まで神職だったから、葬式は神道式だった。
ついつい職業意識で見てしまうけれど、
神道式の葬儀というのは珍しいから勉強になった。
どうやら仏教式よりも合理的で、筋が通っている。
仏教式の葬式というのはどうもわけがわからない。
そもそも仏教式では通夜は不要だ。
それに仏教式では、亡くなった人は極楽に行ってしまうか…
輪廻するかだから、拝んだり、祈ったりというのはあまり意味がないことになってしまう。
どうも葬式の意味がよく分らないことになる。

 だけど、神道式だと、すべて合理的に説明できる。☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
通夜では、魂を亡骸から位牌に移す。
この儀式はとても重要で、明かりを消して、暗闇で神官が「ヲー」とか何とか、
わけのわからない大声をあげて、それで魂が移ったことになる。

だから、葬儀では、魂の移った位牌に対して、祈ることになる。
魂はやがて死者の世界に入っていくけれど、
そこから神として子孫を見守ることになる。
だから、死者の魂に対して、遺族を見守ってくれ、という願いが意味を持ちうる。
日本人のわりと素朴な死者観念にマッチしている。

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2008年01月12日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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